一般社団法人 身体均整師会東京支部ホームページ
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東京支部だよりバックナンバー(2012年9月)

■■ 第175号 身体均整師会 東京支部会報  ■■

◇ 東京 支部だより ◇

■■          2012年9月■

発 行 身体均整師会 東京支部

事務局 東京都小金井市本町1-2-14 コーポ牧田102

責任者 深沢 功


■9月の予定■
◆第469回東京支部研修会◆

9月の支部研修会は西脇幸宏先生「12 種体型と相関関係」です。
〜西脇先生「全国講習会をおえて」より〜 (身体均整師会HP掲載)

「亀井師範も、人の真似をしていたのではその人以上に上手くなることはできない、その人固有の技術を確立し芸術の域にまで高める努力をすることの大切さを訴えておられます。

均整法ほど均整師の自由を尊重する手技はないと思います。

この与えられた自由を最大限に生かすきっかけになるのが相関関係であるように思います。亀井師範自ら、人体の相関関係に着目して均整法の根幹を成す12種体型・3原則を作り上げられ、また均整法以外の他の手技には存在しない整顔整容法までもが相関関係の産物であり、均整法にとっては宝と言えます。

環境療法・環境調整法と亀井師範が位置づけられる均整法は、具体的な手法と してこの相関関係を駆使して出来上がっ たものであり、均整法の将来もこの相関関係に依存するところ大と考えます。」

【12種体型と相関関係】
講師 西脇幸宏

・日 時 9月16日(日)
・場 所 渋谷区笹塚区民会館
・時 間 午後1時〜午後4時50分
・料 金 均整師=¥2,000

■会場案内■

笹塚地図
『笹塚区民会館』
渋谷区笹塚 3-1-9
電話:03-3377-1060
交通:京王線 笹塚7分
交通:バス[渋63][渋67] [渋68][宿41] [宿45]系統 「笹塚中学」2分


●今後の支部研修会●

・11月18日(日)  深沢功先生「12種体型(仮題)」

・12月16日(日) 鏡八重子先生(会場は越谷。研修会後忘年会)

※10月は全国講習会のためお休みです。


■第468回支部研修会報告■

8月の東京支部研修会は、矢作智崇先生に「頭蓋骨操縦法」と題して亀井先生 のお言葉(野村ノートより)をたくさん 紹介していただきながら頭蓋骨操縦の基本的なアプローチ方法などを具体的に実習を交え講義していただきました。

【頭骨は動く】
「頭骨は、現代の医学的には動かないとされている。それは、死んだ人の骨を見ているからであるが、生体では柔らかく動く。事実、頭骨に変位のある小児マヒ等は頭骨が隆起してくると治る。)

頭の操作の基本は、柔らかく軽い刺激で ないといけない。きつい調整では頭は動 かない。動いたとしてもすぐに戻るし目 や鼻などに悪影響が及ぶ可能性が高いので気をつけなければならない。」

【頭には筋肉がない】
「頭には筋肉はほとんどない。全部皮だと言っていい。だから頭蓋骨は筋肉が動かしている訳ではない。だからといって頭蓋骨が動くというのは骨自体が動くわけではない。

脳は水の中に浮かぶ豆腐のような状態で、脊髄液でみたされた中に浮かんでお り、その脊髄液が動くことによって、脳の安定を図っており縫合部と言われる骨 と骨が複雑にジグザグに噛み合った部分が動くのである。頭骨が動くかどうか、 自分の頭で実験してみるとよい。」との亀井先生のお言葉を受け、実習。

縫合部は 頭脳型の人等だと頭がボコボコしていた り、頭髪があるので探しにくい。探す練習をして、慣れることが大事。

【呼吸と頭蓋骨】
第99・100回全国講習会講義録、大村慶人先生の「頭蓋骨と骨盤の相関」を引用いただきながら、呼吸によって骨や関節は 動いている事を実習。例えば、仙骨底は吸気で背側へ、呼気で腹側へ動く。なので背骨を調整する際に最初に仙骨部に手 を置き、少し臀部側へ引き気味にしていると呼吸が安定してくる。

後頭骨底部は吸気で上がり、呼気で下がる。後頭骨を横から見たときに吸気で縫合部が膨らむように張り出し、底部のみが上がる。なので仰向けで後頭骨を両手で調整する際、やみくもに支えるので はなく、受者の呼吸に合わせ、どの部分が動いているか探りイメージしながら支える事が非常に重要である。

小脳は平衡感覚(姿勢)や運動機能を司っているので、この疲れをとりバラン スをとることが均整師にとっては非常に重要である。小脳の機能収縮拡張を反映 しているのが後頭骨であり、その動きをお互いに促しているのが仙骨・肩甲骨な どであり、関連しあって動いている。その為呼吸によって調整することが非常に大事である。

【頭蓋骨と体型の相関関係】
頭蓋骨の状態と体型は相関しているの で、頭を触って体型調整が可能である。 例えばF1 F2体型前頭骨・後頭骨が前に傾く、前頭骨・後頭骨が前後に動く。 など。

F1体型モデルでの具体的調整方法の実習。

頭蓋骨調整をする際は、尾骨から調整 するとよい。隙間がある方から無い方に 向かってじーっと痛くない程度の圧で抑える。手のひらは仙骨に置いて、指だけを尾骨に置いておく。これで歪みがとれ る。この時も呼吸にあわせ、仙骨の動きに同調させることが大事。 仰向けにして、前頭骨を呼吸にあわせ皮を少しだけ前に動かす。すると後屈が やりにくいのが解除される。その後、お互いに調整しあい呼吸によって身体がどう動くのかなどということを確かめまし た。

非常に具体的で、重要な調整方法や亀井先生のお言葉を学ぶことができ、大変有意義な講義でした。ありがとうございました。(リポート:村山)


■東京支部から■
10月の全国講習会は、札幌支部、大阪支部に続き、東京支部が主催することに なりました。

当日の運営(受付、会場設営等)を手伝って下さる方を募集しています。

お手伝いいただける方は、田川、馬場 松岡など、東京支部役員までご連絡下さいね。

今回の全国講習会を通じて、東京支部と会員の皆様がますます発展するよう、盛り上げていきましょうっ。(田川)


■東京支部・自主活動情報■
◆第222回手技研究会◆
・日 時 9月20日(木)17時位〜21時位 (毎月3回目の木曜日に開催しております)
・場 所 中野区大和町1-65-4増田ビル2F ザ・均整法せいたい
・問合せ 池田 勝
・参加料 ¥1,000

◆手技勉強会◆
受者、整者、第3者が納得する、「3つの納得」 の為を目標に、実際にクライアントを招いての実技及び実技指導を実践し ます。
受者の施術料は、事故発生時に賠償保険の対象にするために、初回~3回まで1,000円、4回以降は、3,000円を徴収しております。
・日 時 毎週木曜日10時~21時 (但し毎月3回目 の木曜に限り17時位まで)
・場所、問い合わせ 上記手技研究会と同
・参加料 無 料

◆横糸汎用操法練習会◆
シンプルな刺激手段と、定石に基づいたやさしい観察・設計方法の練習会です。簡単な技を幅広く活用するコツを身につけましょう。 初心者歓迎。 タイトルは東京支部活動計画の『「個別の技」 が縦糸ならば、横糸となるべきもの』より。 9月19日(水曜)までに御申込ください。

・日 時 9月30日(日曜)14時〜17時 (参加者多数の場合は時間枠拡大します)
・場 所 京王新線幡ヶ谷駅の近隣施設
・参加料 \1,000
・世話役 馬場久宏
※問い合せ、参加申込は馬場先生まで

◆天内練習会 & 頭脳開発研究会◆
正しい角度・張力によって基本的な操法で的確に効果を出すための練習、しなやかな操作で受者に負担をかけずに必要な刺激を十分に入れる練習を続けています。 三原則と十二種体型に基づき臓器から頭脳まで迷わず調整できる均整師を目標に、施術の流れに圧迫・屈曲・伸展・叩打・振動・擦過等の手技を組み込み実践的に学んでゆきます。 会場手配の都合がありますので関心のある方は早めに御連絡下さい。

・日 時 10月27日(土曜)13時15分〜16時45分
・場 所 JR中央線武蔵小金井駅もよりの 天内先生施術所または近隣施設
・参加料 \1,000
・世話役 馬場久宏
※問い合せ、参加申込は馬場先生まで

◆均整法 原理を語る夕べ◆
研修形式ではなく、ざっくばらんに均整法の原理や関連する各分野の技・理論について情報交換 ・意見交換する茶話会または食事会です。 基本的にフリートークですが、世話役からは神経と感覚受容器関係のネタを準備予定。 参加される方は前日までに御連絡ください。

・日 時 10月23日16時〜19時+α (途中参加、途中退席自由です)
・場 所 詳細未定ですがJR新宿駅付近を予定
・参加料 無料。ただし会場費か喫茶店レストラン等で開催の 場合の飲食費等は各自負担になります。
・世話役 馬場久宏
※問い合せ、参加申込は馬場先生まで


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