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東京支部だよりバックナンバー(2012年5月)

■■ 第171号 身体均整師会 東京支部会報  ■■

◇ 東京 支部だより ◇

■■          2012年5月■

発 行 身体均整師会 東京支部

事務局 東京都小金井市本町1-2-14 コーポ牧田102

責任者 深沢 功


■5月の予定■

◆第465回東京支部研修会◆

【触診学】 講師 田川直樹先生
5月の支部研修は、しばらく間の空いていた「触診学」を、頚椎から骨盤まで通して開催します。

毎回行なっている反復練習を主にしながら、

・アジャストをしてもよいかどうかの検査法
・亀井先生独特の言葉や言い回しで書かれた椎骨/骨盤変位を、具体的にどう観察したらよいか
・触診を均整の基本操法(腹臥位の受者に対して 3,4側からしぼっての揺すぶり刺激、他)へ活かす

~などのトピックスを取り上げ、実習します。

ちょうど7月からは夜間コースの、10月からは 土日コースの授業「自他動操縦法」を担当しますので、学生の方々には授業の予習としても最適で す。

今号巻末にある、東京支部総会資料中の「平成 24年度の活動計画」(※郵送版支部だよりに添付)にも掲げられている通り、均整師一人ひとりが後世に伝えていくべき均整の 基本や概念を学ぶと同時に、均整を含め、手技療 法に携わる者として知っておくべき知識と技術も身につけられる支部研修にしていきたいと、支部役員一同考えています。

理論と技術をバランスよく、共に勉強していきましょう。(田川)

・日 時:5月20日(日)
・場 所:渋谷区笹塚区民会館
・時 間:午後1時〜午後4時20分※研修後、30分ほど東京支部総会を開催します。
・料 金:均整師=\2,000
・持ち物:
1)これまでの触診学に参加された方は、すでにお配りしてあります「頚椎~骨盤検査法」の資料をご持参下さい。今回初参加の方には会場でお配りします。
2)研修終了後、30分ほど支部総会を行います。郵送版支部だよりに添付されています、総会資料も合わせてご持参下さい。

笹塚地図
『笹塚区民会館』
渋谷区笹塚 3-1-9
電話:03-3377-1060
交通:京王線 笹塚7分
交通:バス[渋63][渋67] [渋68][宿41] [宿45]系統 「笹塚中学」2分


■第464回支部研修会報告■

4月の支部研修会は笹塚区民会館において、深沢功先生に『臨床的奇脈の応用』をご講義いただきました。

【観察】
四肢の奇脈をすべて観察し、いちばん嫌な感じのするところを選んで調整する。

 

【刺激の選択】
モデルの主訴は左半身の張り感。通常の奇脈調整では実を抑制することが多いが、この場合は列欠・照海ともに虚していた右を鼓舞した。

 

【刺激の入れ方】
立位にて左回旋しにくい(F5)モデル。表層(1層目)の歪みを取ったあとに現れた2層目の歪みでは、さらに左回旋しにくくなった。

左腰でひっかかることから、帯脈調整として外関・臨泣を用いて追いかけると、回旋のバランスがとれた。

2層目までなら通常追いかけても問題ないが、 3層目の歪みとなると、その人の自己回復するエネルギーがどれくらい残っているかを見極めたほうがよい。

よって、奇脈調整を含む、刺激の少ない経絡整全般は、調重病の人などにも有効といえる。 鼓舞も抑制も、圧を皮下(皮膚のすぐ下)までの範囲で効かせること。

 

【調整例~自律神経のバランスをとる~】
「間使・三陰交」により、交感神経の優勢を、「三陽絡・懸鐘」により、副交感神経の優勢をそれぞれ鎮めることができる。 三陰交、三陽絡、どちらも三本の経絡が交わるため、「内関・公孫」「外関・臨泣」よりも効き方が深まる。

 

研修会後は、新入会員のみなさんを囲んでの歓迎会。

個人開業に踏み出す方や、研修センター入りした方、現在の仕事と均整師を並行される方。。。均整を学ぶ仲間として、共に歩んでまいりましょう。(レポート:田川)


■支部研修旅行の案内■
毎年恒例の支部研修旅行を7月に計画いたし ました。今年は箱根への旅です。先日、ゴールデン ウィークを利用して、支部役員数名にて日帰りの下見をしてまいりました。今回は費用がいつもより高め(交通費別途のため)ではありますが、その分、宿も食事も豪華。

写真は過去の研修旅行の様子。今回は講師に坂戸哲先生をお呼びしています。

箱根で有意義な研修を楽しみつつ、親睦を深めましょう。

旅程(案)※6月または7月の支部だよりにて最終のご案内をいたします。

日 程:7月29日(日)~30日(月)1泊2日
行 先:源泉掛け流しの宿『箱根みたか荘』
費 用:宿泊費8,500円(1泊2食)、交通費往復 約6,000円(割引周遊券「箱根フリーパ ス」利用の場合)
集合場所:検討中
*申し込みは支部委員担当までご連絡ください。部屋数を多めに押さえている関係上、5月支部研修日(20日)を第一次申し込み締切日とします。大体の人数を把握し、部屋数を調整した上で、6月支部研修日(20日)を第二次締切日として、追加で何名かお受けできるように手配いたします。

担当:天内、田川、福田

【日程(予定)】
◎1日目
13:30 集合(昼食は各自済ませておいて下さい)
14:00 チェックイン
14:30~18:30 研修会(講師:坂戸哲先生)
19:00~20:00 夕食
20:00~22:00 自由時間 (一部屋に集まって懇親会、ミニ研修など)

◎2日目
8:00~8:30 朝食
10:00 チェックアウト・箱根観光
15:00 帰路出発

その他、詳細は次号でご案内させていただきます。


■今後の支部研修会■
◎6月17日(日)
~三原則と呼吸(仮)~
講師:馬場久宏
場所:笹塚区民会館

◎7月15日(日)
~経絡と骨格(仮)~
講師:馬場久宏


■東京支部・自主活動情報■

(1)第218回手技研究会
・日 時 5月17日(木)17時位~21時位 (毎月3回目の木曜日に開催しております)
・場 所 中野区大和町1-65-4増田ビル2F ザ・均整法せいたい
・問合せ 池田 勝
・参加料 \1,000

(2)手技勉強会
受者、整者、第3者が納得する、「3つの納得」の為を目標に、実際にクライアントを招いての実技及び実技指導を実践します。

受者の施術料は、事故発生時に賠償保険の対象にするために、初回〜3回まで1,000円、 4回以降は、3,000円を徴収しております。

・日 時 毎週木曜日10時〜21時(但し毎月 3回目の木曜に限り17時位まで)
・場 所 手技研究会と同
・参加料 無料

(3)天内練習会 & 頭脳開発研究会
正しい角度・張力によって基本的な操法で的確に効果を出すための練習、しなやかな操作で受者に負担をかけずに必要な刺激を十分に入れる練習を続けています。

三原則と十二種体型に基づき臓器から頭脳まで迷わず調整できる均整師を目標に、施術の流れに圧迫・屈曲・伸展・叩打・振動・擦過等の手技を組み込み実践的に学んでゆきます。

会場手配の都合がありますので関心のある方 は早めに御連絡下さい。

・日 時
 6月3日(日)13時15分~16時45分
 7月8日(日)13時15分~16時45分
・場 所 JR中央線武蔵小金井駅もよりの天内先生施術所または近隣施設
・参加料 \1,000
・世話役 馬場久宏



■神奈川支部からご案内■

神奈川支部より、研修会のご案内をさせていただきます。東京支部同様、当支部も他支部からの自由な参加を呼びかけております。どうぞご参加ください。

・日時 6月10日(日)13時半~16時半
・場所 未定~戸塚フォーラムか関内近辺会場
・講師 矢作智崇
・研修内容 「くつろぎ傾斜の臨床応用」
1)便秘 2)子宮筋腫~骨盤、股関節調整への 転用も可能〜 3)鼻、喉、神経衰弱(肋骨、肩の巻込みの調整への転用も可能)その他、、、実習時間 を多く取りますので動きやすい服装でお越しくだ さい。


■あとがき■
今月は身体均整師会全国講習会が開催されます。

講師陣は東京支部の先生方です。楽しみです。

相関関係は亀井師範や後進の先生方が臨床のなかで発見した、身体均整法独特のより実践的な考え方です。

そして支部研修会は田川先生による触診学です。案内にもあったように、今回は身体均整法ならではの椎骨へのアプローチ法なども披露されるでしょう。

これらは、一度覚えておくと、この仕事を続けている限り、生涯にわたって大事にできるものだと思います。(矢作)


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