一般社団法人 身体均整師会東京支部ホームページ
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東京支部だよりバックナンバー(2012年3月号)

■■ 第169号 身体均整師会 東京支部会報  ■■

◇ 東京 支部だより ◇

■■          2012年3月■

発 行 身体均整師会 東京支部

事務局 東京都小金井市本町1-2-14 コーポ牧田102

責任者 深沢 功


■3月の予定■

●東京支部研修会●
【伸びをかける技術】 〜ペアストレッチで学ぶ手技の要諦〜
講師 天内 登先生

身体均整法のテクニックは伸びをかける技術を抜きにしては語れません。運動性刺激にせよ、揺さぶりや叩打にせよ、刺激の効果の有る無しはどれだけ的確な角度を取って適切な張力を出せるかに左右されます。

また筋肉の伸反射によって、遠隔部位の筋肉を変化させるのみならず、頭をスカッとさせたり内臓の活動を整えるテクニックは身体均整法の華であり、受者に対して指圧やマッ サージや整骨などとの差異をわかりやすくアピールできる絶好の手技だと言えるのではないでしょうか。

3月の支部研修会ではペアストレッチを取り上げ天内先生に講師をお願いしています。 2人で行う静的ストレッチは伸びをかける技術の基本を習得するのに役立つとともに臨床へと幅広く応用できる要素を含んでいます。 受者をリラックスに導きつつ整者にとっても楽々と動作のできる体勢の作り方、適切な張力をとりつつ受者の緊張がほぐれてゆくのを感知して牽引の強さや時間をコントロール できる手の感覚などをつかむことは、様々な 操法の上達に役立つことでしょう。

また研修後半ではストレッチの臨床への応用についても紹介していただく予定です。くつろぎ操法とストレッチの合わせ技や、静的ストレッチと天内先生の得意とする短・刹那的操法との緩急の組合せを見せていただけると共に、迷わず手が出せて応用自在な施術の組み立て方についても御教示いただけると思います。

身体均整法の調整施術の軸を確認する意味で既に独自に様々な勉強を重ねて来られた中堅のみなさんにとっても有意義な研修になると思われますが、特にこれから御自分の施術スタイルを練り上げてゆかねばならならない新人のみなさんにとっては見逃せない聴き逃せない研修で す。

どうぞお楽しみに。(馬場)

・日 時 3月18日(日)
・場 所 渋谷区笹塚区民会館
・時 間 午後1時〜午後4時50分
・料 金 身体均整師=\2,000

笹塚地図
『笹塚区民会館』
渋谷区笹塚 3-1-9
電話:03-3377-1060
交通:京王線 笹塚7分
交通:バス[渋63][渋67] [渋68][宿41] [宿45]系統 「笹塚中学」2分


■今後の支部研修会■
◎4月15日(日) 場所:笹塚区民会館
新会員をお迎えしてのウェルカム研究会となります。
勿論、キャリアをつんだ方にも満足のいくような内容です。 どうぞお楽しみに・・・


■第461回支部研修会報告■

2月19日の支部研修会は、千駄ヶ谷区民会館において、金井周二先生に『AKA法(関節 包内運動)』をご講義いただきました。1月の肩関節に続き、今回は膝関節編です。

【膝が曲がらない場合】
膝関節の構造上、屈曲動作には内旋をともなう。よって、膝関節の「屈曲」に加え、「内 旋」の動きをつけることが調整のコツ。

角度を90°に合わせた離開調整。

内外旋における関節包内運動は90°、屈曲では30°〜40°が最も動揺しやすいため、2つに分けて調整する。

 

屈曲の構成運動を加えながら滑り調整。

左手で、関節面を凹の法則に従って滑らせつつ、右手で内旋状態を保ったまま、屈曲の構成運動を行う。

 

軸回旋調整。


左手で関節面を内旋方向に滑らせながら、 右手で内旋の構成運動を行う。

 

【膝が伸びない場合】
膝関節の伸展動作には外旋がともなう。 例えば仰臥位で膝が完全伸展できない時には、同時に外旋もできていないと観察する。 「伸展」「外旋」の動きをつけていく。

膝が伸展するにつれ、自然に外旋してくるところがある。 その動きを助長するように調整。

 

【臨床へのヒント】
◯つま先を内側に向けた腹臥位は、完全伸展すると外旋する性質を持つ膝関節にとって 本来きつい姿勢といえる。足首に枕を入れるなど、楽なかたちにする。
◯腹臥位で膝を屈曲したとき「踵は坐骨より 外にいく」「他動的に踵がおしりにつく」 が正常。

つま先が外を向いてしまう場合は、屈曲に内旋がともなっていないことになり、故障があると観る。
◯階段昇降で膝の痛い人は半月板の故障が多い。強い刺激の膝調整は禁忌。(レポート:田川)


■東京支部自主活動情報■

(1)第216回手技研究会
・日 時 3月29日(木)19時〜21時(今月のみ第3より第5木曜日に変更)
・講題 「初歩の中医診断学」※今回は事前に池田先生まで申し込みが必要です。
・講師 司馬先生(司馬内科医院)
・場 所 中野区大和町1-65-4増田ビル2F ザ・均整法せいたい
・問合せ 池田勝
・参加料 ¥2,000

(2)手技勉強会
受者・整者・第3者が納得する「3つの納得」の為を目標に、実際にクライア ントを招いての実技及び実技指導を実践 しています。

受者の施術料は、事故発生時に賠償保険の対象にするために、初回〜3回まで1,000円、4回以降は、3,000 円を徴収しております。

・日 時 毎週木曜日10時〜21時(但し毎月 3回目 の木曜に限り17時位まで)
・場 所 手技研究会と同
・参加料 無 料


(4)天内method練習会&頭脳開発研究会

昨年8月の支部研修会でとりあげた様々な手技に3月18日の支部研修会の内容を加えて引き続き練習会を行います。支部研修会に出席できなかった方にも基礎から指導。

また亀井師範が均整法の中心課題としながら近年のカリキュラムではまとまった形で学ぶ場のない頭脳開発について、有志のみなさんと共に研究してゆきたいと思います。4月は頭骨の直接観察や最密位等を予定。

継続的に開催する予定ですが単発で参加していただいても大丈夫です。興味を持たれた方は気軽にお問い合せください。

・日 時 4月8日(日)13時15分〜16時45分
・場 所 JR中央線 武蔵小金井駅よりすぐ (別途ご案内します)
・参加料 \1,000
・世話役 馬場久宏


■均整倶楽部活動報告■

●第33回幡ヶ谷社会教育館文化祭●
2月26日、渋谷区幡ヶ谷社会教育館において開催された文化祭に、今年も参加しました。

1時間枠の中、11名の均整師により18名の施術を行い、9,000円の売り上げがありました。

経費を除く金額を、幡ヶ谷社会教育館を通じて、東北大震災義援金として寄付いたしま す。

4名の方が、引き続きの施術を希望されています。

間に合わなかったので、機会をみて体験したいと、終了後に電話を下さった方もいらっしゃいました。

お忙しいなかをご参加いただいた先生方、 お疲れさまでした。

毎年、事前の準備からお世話して下さって いる木内先生、秋島先生。いつもありがとうございます。

均整倶楽部は地域社会への参加、均整法の普及を、こうした活動を通して実践し続けま す。

参加者(敬称略・アイウエオ順)
秋島香、植松純子、宇賀村芳行、 宇賀村あけみ、木内登喜子、小酒井外紀、 小酒井玲衣香、鈴木康子、関根伸之、 田川直樹、田中菜穂実、米木千恵(23B)


■東京支部からお知らせ■

◆会員による支部便りの活用◆
東京支部では支部会員が各地域で開催されている活動を応援いたします。
勉強会、研究会、ボランティア活動、従業員募集など、案内や募集など、各種お知らせ などございましたら支部便りで紹介させていただきます。
支部便り担当の矢作までご連絡下さい。

◆DVD作製記録◆
東京支部では、講師の先生に許可を得た研 修会についてはその模様をDVD録画し、遠方にお住まいの方などの為にDVD販売をしております。購入方法は以下のとおりです。
1)支部研修会場販売
2)電話での販売発送
・連絡先=片岡久雄

【DVD 目録】
〜支部研修会の記録:2008.9〜2009.9
2008.9.21 川名慶子先生 「操体法の基礎 前編」「操体法の基礎 後編」
2008.11.24 坂戸 哲先生 「観歪法 基礎と臨床」
2009.1.18 坂戸 哲先生 「観歪法 基礎と臨床」
2009.2.15 深沢 功先生 「筋肉操縦法」
2009.3.15 小酒井外紀先生 「私的観察と四肢利用の腰背部へのアプローチ」
2009.7.19 三浦宏明先生 「人体の自然観察と調整法」
2009.8.16 田澤正博先生 「腹診と臨床応用」
2009.9.20 柴田つかる先生 「骨格筋の相関」

~DVD紹介~
2008.9.21 川名慶子先生 「操体法の基礎 前・後編」
身体均整法にもゆかりのある、受者に動きをとっても らい身体を変化させる操体法の紹介 ・体型調整への応用 ・肩関節、腰痛へのアプローチ、他


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