一般社団法人 身体均整師会東京支部ホームページ
〜身体均整師会東京支部のホームページ〜

東京支部だよりバックナンバー(2011年9月)

■■ 第163号 身体均整師会 東京支部会報  ■■

◇ 東京 支部だより ◇

■■          2011年9月■

発 行 身体均整師会 東京支部

事務局 東京都小金井市本町1-2-14 コーポ牧田102

責任者 深沢 功


■9月の予定■
●支部研修会

【 現代における症状とその治療法 】
講師 大庭玲子先生

9月の研修会は大庭玲子(おおばれいこ) 先生をお招きして開催致します。

先生のお名前は、これまであまり耳にされ た事がないかと思われます。先生は昭和60 年に姿勢保険均整専門学校を卒業し、その後 学校にて講師や助教授をつとめ、均整の専門 科目を指導をされていた大ベテランの先生で す。これまでの数多い臨床経験のなかで得た 均整法をご紹介いただけるものと思います。

大庭先生に研修会のテーマをお尋ねした際 に「あらゆる症状は原理原則なので・・・」 と、テーマが絞りにくいと、お話をされていました。確かに学園でも私たちは「症状を追 わずに体型を追うように」と教わった経験が あると思います。

身体均整法の原理原則をあらためて学び、 どんな症状を抱えたどんなクライアントさん がいらしても、その原理原則を踏まえた施術 をして行きたいですね。お楽しみに。

今月の研修会も8月に続き、代々木上原の上原社会教育館で開催いたします。
お間違 えのないようにお願い申し上げます。



大庭先生からのご挨拶を紹介させていた だきます。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

私は昭和60年に姿勢保険均整専門学校を卒業し、その後学校に残り助手を2年、講師 助教授と均整の専門科目を指導させ て頂きました。

均整院の開業は、卒業した年の11月に しました。

私にとって指導は水をえた魚の様で、人に均整を伝える事について色々と話す事に 生き甲斐を感じています。

今回、同じ均整という価値観のみなさんとお会いできるのを楽しみにしています。

今まで沢山の方達の体を診させていただいて分かった事は、どんな症状にも必ず原 因があり、そして患者さんと私達均整師が必ず良くしたいという気持ちがあれば必ずその症状は大なり小なり良くなってきます。

それには、その患者さんの歪みを見抜き患者さんの生活習慣と仕事の内容、そしてその患者さんの施術所へみえた時点での精神状態と対応するのも、とても大事なことです。

研修会では質疑応答も入れて、沢山の事 をみなさんにお伝え出来ることを楽しみに しています。宜しくお願いします。

大庭玲子

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
・日 時 9月18日(日)
・場 所 上原社会教育館
 ※会場は均整倶楽部名で借りていますので
  問合せなどには名義にご注意ください。
・時 間 午後1時〜午後4時50分
・料 金 身体均整師=¥2,000


住所:渋谷区上原3-13-8
電話:03-3481-0301
交通:小田急線・地下鉄千代田線「代々木上原駅」5分
交通:京王バス[渋67]系統「代々木上原駅」3分


■第456回支部研修会報告■

8月21日の支部研修会、講題は「圧迫・屈曲 ・伸展と叩打・振動・擦過 〜縦横無尽の内臓調整〜」。

代々木上原社会教育会館に於いて、天内登先生にご講義いただきました。

内臓調整と関わりの深い胸・腰椎の触診を前半に研修した後、天内先生が普段行っている臨床に沿った講義が進みました。


【調整の流れ】 (参考資料:支部研修会テキスト〜馬場先生作成〜)

(1)立位・坐位での姿形・動作の観察、伏臥 ・仰臥位での観察を行う。
「視覚によるおおまかな観察。一部可動性検査 を含む」


○ご高齢のお客様の場合は、観察の際、手を添えて安全に心がける。

 

(2)ゆさぶり・運動性刺激で受者の緊張を解き、体型を整理する
「同時に全身の可動性を観察し、緊張箇所を探り、設計を検討する。また心理的ストレスの解放を図る」


○調整始めに金魚運動を約5分間行い、同時に問診を進めつつ、健康や日常生活についての悩 みなども、できるだけ吐き出してもらう。

 

(3)圧迫・屈曲・伸展操作によって、三原則の観察と調整を行う
「体幹と四肢、頭頚の運動系を通じ内外のバラ ンスをとる」

○男性は50歳を過ぎると、前立腺の問題が増える。恥骨の際を目安に、下腹部は必ず調整すること。

○更年期障害の調整にも有効。手術で子宮や卵 巣を除去している人にも同様に施術する。


「軽い擦過による皮下組織への刺激も行う」

○お年寄りは膝から下が非常に冷えて悩んでい る方が多い。よく擦過して温める。


○卒業したての頃は、施術の際に緊張して手に汗をかいたりもするが、続けているうちに温か い手になり、人を観る目もできてくる。あせら ないこと。


※前号(162号)の訂正:2ページ右段1行目 「刺激に対しては無意識に抗う。」は、正しくは「押し込み刺激は心地よく受け止めるが、引く刺激に対しては無意識に抗う。」です。訂正いたします。 (レポート:田川)


■今後の支部研修会■

◎10月16日(日) 均整研究会 観察法・黒田ノート、他

◎11月20日(日) 講師:柴田劬先生

◎12月18日(日) 講師:鏡八重子先生、忘年会


■東京支部自主活動情報■
(1)第209回手技研究会
・日 時 9月18日(木)17時位〜21時位 (毎月3回目の木曜日に開催しております)

・場 所 中野区大和町1-65-4増田ビル2F ザ・均整法せいたい

・問合せ 池田勝

・参加料 \1,000


(2)手技勉強会
受者・整者・第3者が納得する「3つの納 得」の為を目標に、実際にクライアントを招 いての実技及び実技指導を実践しています。

受者の施術料は、事故発生時に賠償保険の 対象にするために、初回〜3回まで1,000円、 4回以降は、3,000円を徴収しております。


・日 時 毎週木曜日10時〜21時(但し毎月 3回目 の木曜に限り17時位まで)

・場 所 手技研究会と同 ・参加料 無 料



■東京支部からお知らせ■
1)支部便りへの広報掲載の案内
東京支部便りを、みなさんの広報の場としても使用していただきたいと考えています。 支部担当までメールください。


・従業員募集広告
施術所の人員や、知り合いやクライアントからの(均整師募集)等の募集要領をお知ら せください。※締め切り日の記入を忘れずに

・自著の案内
ご自身が掲載されている雑誌や、自著の出 版、テレビやラジオなどへの出演情報など広報させていただきます。東京支部の仲間のみなさんに、各施術所にて紹介していただけるかもしれません。


・各種イベントなどの情報
均整倶楽部のみなさんのように、各地でボランティアや講習会 などを企画されている方もおられるかと思い ます。手伝い員や参加者などの募集記事も掲 載いたします。


・勉強会や研修会などの案内
高円寺での手技研究会など、各自で勉強会 などを主催されている方がいらしたら、開催日時など詳細を掲載します。東京支部ではみなさんの個人的活動もできる範囲で支援していこうと考えております。
遠方にお住まいの先生方なども、地元でのご自身の活動で支部会員の協力などを得られるかもしれません。どうぞ、支部便りをご活用ください。

担当:矢作


■あとがき■
まだ暑い日が続いていますが、空がずいぶんと高くなってきま した。夜になるとカネタタキの声がタンタンと聞こえ、秋の訪れを町中に探すことができます。

例年ならお客さんはそろそろ夏の疲れを訴えてくる頃です。今年は節電の影響で身体に冷えを抱えている方が少ないかな、などと思っていたのですが、いやいや、そのぶん冷たいものを摂取していたようで、やはり体型は左右型が増えたようです。

そんな身体のお客さんに気の利いたアドバイスなどしたくて、 あれこれと資料を漁り、すっかり読書の秋です。(矢作)

 





Copyright 2006〜2011 身体均整師会東京支部 All Rights Reserved.