著者プロフィール
1950年福岡県小倉市(現北九州市)出身、1973年千葉工業大学卒、1982年姿勢保健均整専門学校卒、1991年身体均整師養成講座講師、現在に至る。
一般社団法人身体均整師会千葉支部長、千葉県市川市に行徳均整指導所を開院し、年間6000人、延べ十万人の施術歴がある。雑誌『安心』などの特集記事、講義録、「異常傾斜圧の観察と調整」など著書多数。

(本文より)
本書の主題である内臓の緊張による体型的な歪みは、おおむね健全な姿勢保持の働きの影に、かすかに顔を出している極めて繊細な運動系の徴候である。
したがって、中臀筋麻痺によるトレンデレンブルグ歩行や脳の血管障害による片麻痺など、一見してそれとわかる明瞭な徴候を想像していると、大きな誤りを犯すことになる。
本書の体型調整のテクニックを身につけるためには、この点をよく自覚し、脊椎骨の関節構造や自律神経の走行など、ミクロな身体徴候を見る目を養うことが大切である。
脊椎骨に生ずる一定の歪みのパターンを捉えられるようになれば、さまざまな内臓諸器官の働きが、いかに脊椎骨の歪みと密接に結びついているか、理解できるようになる。
(『第三章 内臓の緊張がもたらす体型的歪み』より)

(本書の特色)
本書の特筆すべきところは、たんに内容のすばらしさだけでなく、解剖学的な視点に立って、詳細かつ的確な視覚化や図表化を試みた点にあります。本書のためだけに書き下ろした118点のカラー・イラストを、オフセットの特色(DIC)印刷によりあざやかな色彩で紙面に再現しました。多くの読者から、技術の内容や考え方が生き生きとしてわかりやすい、この分野の著書としては破格の評価をいただいています。
